反応
個人誌のゲスト琳譜さんの撒種行動により各所より創刊号の反応をいただきました。
俳句個人誌創刊号『点』
— peach (@peach061156) 2017年7月23日
(牟礼鯨)
雪解は豚肉くるむ薄い紙
山茶花の白散る白にふれてちる
肋骨痛むほど吹雪
(矢野錆助)
満開の桜を見下ろす
蒸す夜の桜の朧
(琳譜)
骨の白さに詫びる
(泉由良)
高校生それはとても春の日で
(霜月ミツカ)
最期には薔薇色の夢に窒息す pic.twitter.com/3LNkDEkl98
俳句個人誌『点』より
— 虎吉 (@9B55984666) 2017年7月22日
雪解は豚肉くるむ薄い紙 牟礼鯨
この句誌の最初の句。牟礼鯨氏はおそらく句誌の主宰であろう。牟礼鯨の句、文章は多く収載されているが、いずれも読み応えのある重力を持つ。この句は論理で読むとわからない。ただ、感覚で読むとわかる。豚肉くるむ紙の実感ではなかろうか。
俳句個人誌『点』より
— 虎吉 (@9B55984666) 2017年7月22日
桜溜まり猫の一足 矢野鯖助
自由律俳句10句のうちの一句。散る桜の風景。読むときに『桜たまり』ではなく『桜だまり』とするとより入っていける気がする。
俳句個人誌『点』より
— 虎吉 (@9B55984666) 2017年7月23日
我が事ばかり許してる影が濃い 琳譜
自責の念のある人の句と思う。『自責』が大きくなれば、それだけ影も濃くなる。物理的な影が濃くなるように見えるのは、心の陰、自身の思う人間としての陰が濃くなるからだ。
この迷路に迷い込んだら、出口はあるのだろうか?